読書コミュニティ "ブクナビサロン"

名古屋にあるブクナビサロンPassion Portの公式ブログ。 本に纏わる話題やツールの紹介、書評を書いていきます。 相互RSSの提携も募集しています。 webサイト http://www.book-navi.net/

    結通信編集部

    "すべての本棚を図書館に"をコンセプトとする「リブライズ」と連携しました。
    このシステムを使用して、本の貸し借りをしていきます。
    献本を随時受け付けております。
    不要になった本、心優しい方の献本をお待ちしています。

    https://librize.com/book-navi

    ▽利用者の方へ
    https://librize.com/ja/help

    なお、現在のところ限定OPENの状態です。
    開店状況はhttp://パッションポート.com/をご覧いただくか、直接お問い合わせください。

    ビジネスアウトプット読書会 開催決定!!

    第一回 10月7日 19:00~21:00
    課題本 : マツダミヒロ「しつもん仕事術」一章、二章。

    ファシリテーター 井上哲次

    ※毎月第1火曜日開催予定。
    ※ファシリテーターは回ごとに決める。

    ≪内容≫
    1.事前に読んだ課題本をもとに全体及びチームでディスカッションします。 比較的読みやすいテキストを選んでいきますので、気軽に参加することができます。
    2. 課題テキスト及び当日のディスカッションから、今後のアウトプットについて発表します。

    ≪目標≫
    課題テキスト及び当日のディスカッションから各参加者が実践するアウトプットを創出、共通言語としての学びの場を活用し、参加者同士との交流を深めていきます。

    ≪開催場所≫
    名古屋市熱田区桜田町21番地8
    シェアスペース Passion Port
    ※シェアオフィス「俺の仕事場」と読書コミュニティ「ブクナビ」で構成されています。

    ≪参加する≫
    こちらからお申し込みください。

    http://kokucheese.com/event/index/218273/

    http://everevo.com/event/15987

    ≪注意事項≫
    建設的な議論と友好的な進行のため、次の行為は禁止とします。

    • 他者の否定(人格否定)や誹謗中傷、職位や性別・年齢に起因するハラスメント行為
    • 個人攻撃につながる質問・論争
    • 一人が長く話す事、専門用語の多発
    • 参加者への直接的な営業活動
    • 会の進行中は敬語禁止・ニックネームで呼び合う
    • 本人承諾なしのSNSでのタグ付け
    • その他進行の妨げになる行為や他者への迷惑行為

    『新世代努力論』   イケダハヤト著


    「努力すれば報われる。頑張れば夢が叶う。
    そういう古い考え方は、もうやめませんか。
    そんな甘い考えが許されるほど、日本は豊かではありません。」

    所謂、80年代以降の若者の救世主的存在である著者から
    古き良き時代を謳歌していた「恵まれた世代」への忠告だ。

    だが、これは耳が痛かろうが、頭がぐるぐるしようが、
    イライラ腹立たしかろうが読んでおくべきだと読後痛感した。

    【下層ノマド】【テクノロジー失業】【努力はスキル】と表題を並べ立ててみると、

    まるで宇宙人語に聞こえるかもしれない上に

    努力に意味などない」「努力とは英語を話すのと同じスキルだ」と言われると

    最早世代の違いをはるかに超えて異星人にしか感じないかも知れない。


    だが良く考えれば、彼の意見は一理ある事に思い当たる。

    グローバリゼーションの影響で外国人労働者は圧倒的に増え、
    インターネットの普及で仕事自体が国境を超えた。

    そしてソレが日本の若年層の居場所を奪って、
    低賃金・低生活コストの地に追いやっているのだ。

    テクノロジー失業も然り。

    人は何もせずとも自動運転車で安全に目的地に運ばれ、
    無人の家を掃除機が掃除してくれる。

    便利この上ない社会に進化しているように見えているが、

    その裏側では労働者はどんどん仕事を機械に奪われているのが

    「進化する社会」だとすると、個人の努力が報われる確率は極めて低い。

    しかし著者は、現社会を全否定しているのではない。

    価値観の大幅変化に応じて意識も、考え方も努力の仕方も変え、

    自他ともに社会を取り巻く現実を的確に認識した上で、

    生産的に人生を送る事を提唱している。

    つまり、かつては圧倒的な成長を誇っていた日本経済は今や縮小化の一途。

    当時のオペレーティング・システムを無理に維持しようと躍起になるのではなく、

    現実に向かい、新しい仕組みに考え直さないといけない。

    著者流の言葉を借りれば、価値観のアップデートと

    日本社会のオペレーティングシステムのバージョンアップを図る。
    これが新世代の道であり、恵まれた世代が気付くべき急所なのだ。

    そして世代を超えて理解し易い納得の言葉もプレゼンしている。

    ☆純粋に没頭できることをし、楽しんだ結果として、成功が待っている。

    ☆適切に努力していく為には自分の認知性を理解する必要がある。

    非常に効率的で無駄のない、極めてロジカルな「人生指南書」だと思う。
    要するに時代も時流も不変である筈がない。

    当然ながらそこに生き、活きる人間の思考も嗜好も行動も変わって然るべきだ。
    ならばそれ相応の適切なスキルを都度身に着けて、

    来る時流に巧く乗っかる事が賢明なのだろう。



    この本を読んで、ふと松尾芭蕉を思い出した。

    ≪草野とも住替る代ぞひなの家≫

    時代は常に新しい住人と共に生きて動いているのだ。






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