今ではサイバーエージェント社長藤田晋氏は多くの人に知られている。
自分はライブドアを使い続けているが(汗)、ブログと言えばアメーバというくらいメジャーになった。

しかし、起業して上場して、その後のメディア事業を育てていくという成長戦略はどのように実現していくのか。起業してから持続可能な会社にしていく苦しみを本書では率直な言葉で綴られている。
訥々とした語り口、平易な文章なので万人向けということなのかもしれない。

読んでみて改めて感じたのは、インターネット関連事業と、自分の携わるオフラインに根差した生活関連サービス事業とは経営層の考え方も、企業風土もあまりに違うということ。
会社の在り方も大きく変容しているのを感じた。

内容が濃いかというとやや疑問だが、経営者の言葉としていくぶんなりとも参考になる本だと思う。

起業家
藤田 晋
幻冬舎
2013-04-12